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カニ鍋とお嬢様

出典:桜符「東方シリーズ総合スレッド 4/4」・717


れみりゃんは、ぼんやりしている間に全部カニを取られそうなキャラだと思う。
しかもカニを取っても、食べるまでに相当な時間を必要とするタイプだと思う。

咲夜が全部やってくれるの。

咲夜 「はい、お嬢様、あーん」
れみりゃ 「あーん」
魔理沙 「あーん」
咲夜 「あんたはお嬢様じゃない」
魔理沙 「カタいこと言うなよ」
れみりゃ 「あーん」
咲夜 「大体、どうしてカニ鍋の夜に、図ったように来るのよ」
魔理沙 「手土産は持ってきたぜ」
れみりゃ 「あーん」
咲夜 「白菜とカニと、交換が成立すると思う?」
魔理沙 「そこは量で勝負」
れみりゃ 「あーん」
咲夜 「そんなに白菜ばっかり食えるか」
魔理沙 「どうでも良いけど、とっとと食わせてやれよ」
れみりゃ 「あーん」

朝に弱いお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・39


幻想郷の住人は朝弱いんだろうか。
やっぱり咲夜が一番早いんだろうな。

咲「お嬢様、朝ですよ。起きてください。」
ゆさゆさ
レ「まだぁ、あと五分・・・」
ごそごそ
咲「仕方ないですねぇ。」
【時止め中】
咲「はい、五分経ちましたよ、早く着替えてくださいな」
レ「さくやの嘘つきぃ・・・」
ぬぎぬぎ

利用されるお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・590


<咲夜、窮地に陥る>

れみりゃ 「ふえぇ〜ん、さくや〜ぁ」
ふらんどーる 「落ち着いて、姉様!
          咲夜を勝たせたかったら――……この紙に書いてある台詞を、大声で読むの!」
れみりゃ 「……」

れみりゃ 「『さくや、だいすき』」

魔理沙 「――やばいぜ!」
霊夢 「傘の用意よ!」

咲夜 「オッケー! お嬢様ッツ!!!」

                      < 豪 雨 の ご と き 鼻 血  >

咲夜 「ふはははは!
     お嬢様の愛が加われば、この咲夜、不滅不滅ぅ〜!!!」

一同 (メイド長……今のアンタは、キングギドラより強いぜ!)

幼児退行とお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・590


レミリア 「吸血鬼とは退屈なものね……」

なので、

れみりゃ 「あそんであそんでー」

と咲夜の後を付いて歩くのですよレミリア様は。

咲夜 「お掃除が済んだら遊んでさしあげますから、じっとしててください」
れみりゃ 「むー」
咲夜 「それでは、またあとで」 <立ち去る>



咲夜 「……くぅうううぅぅぅっ、おじょおさまもうしわけありませんっ、しごとが、しごとさえなければっ!」
魔理沙 「いやオマエ、そんな血の涙流すほど後ろ髪引かれてるなら、今すぐ遊んで来いよ」

人形劇とお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・624


咲夜「お嬢様、今日はこの人がとっても楽しい人形劇を見せてくれますよ」
れみりゃ「にんぎょうげき〜♪」
アリス「なんで私がこんなことしなくちゃいけないのよ」
咲夜「うるさいわね、私に負けたんだから言うとおりにしなさい」
れみりゃ「にんぎょうげきは〜?」
アリス「はいはい、やればいいんでしょう」
アリス「今日はとってもステキな人形遣いの女の子が、悪いバカメイドを退治するお話よ」
れみりゃ「ぱちぱちぱち」
咲夜(むかっ)

原因とお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・637


霊夢「んで、これは何の冗談?」
れみりゃ「れいむれいむ、あそぼ」
咲夜「日傘も差さずに外に出るから・・・」
霊夢「普通吸血鬼が日光浴びたら灰になるもんだろ」
咲夜「うちのお姫様を、そこらへんの吸血鬼と一緒にしないでほしいわね」
霊夢「偉そうに言うな!」

霊夢「ところで、妹の方は日光浴びるとどうなるわけ?」
咲夜「それは言えないわ」

ままごととお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・983


ままごと。

れみりゃ 「さくやー、あそぼー、あそんでー」
咲夜 「はいはい、お嬢様。 お掃除も終わったから良いですよー。 何して遊びましょうか?」
れみりゃ 「きょうは、おままごとするの」
咲夜 「まま……ごと、ですか」
れみりゃ 「いや?」
咲夜 「いえいえ。 そういうわけでは」
れみりゃ 「じゃあ、さくやは、おとーさんね」
咲夜 「はぁ、おとうさん……って、お、おおお、おじょうさま? わたくしが、おとうさん!?」
れみりゃ 「うん」
咲夜 「でわ、おぜうさまわっ!?」
れみりゃ 「れみりゃは、おかーさん」
咲夜 「とととととととゆーことわつまりわたくしとおぜうさまとは、ふ、ふふふ」
れみりゃ 「わらってる?」
咲夜 「ふふふふうふということでわっ!?」
れみりゃ 「うん」
咲夜 「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
れみりゃ (びくっ) 「……こわい……」

フランドールとお嬢様

出典:皐符 「東方シリーズ総合スレッド 5/5」・986,991


フランドール「あれ、姉様小さい」
れみりゃ「ひがさ、わすれたの」

れ「ふらんどーる、あそぼ」
フ「あ、そうそうお姉様、私をこてんぱんにしてくれた魔理沙
  に対抗するために色々とスペルカードを考えてたのよ」
れ「ふらんどーる、あそぼ・・」
フ「妹姫 「シスタープリンセス」!!12体の弾源から弾をばら撒いて
  攻撃!!」
れ「ふらんどーる、おままごと・・」
フ「いくらスピードの速い魔理沙とはいえ弾に押し潰されちゃ
  ひとたまりもないわっ!!ホーッホッホ」
れ「…うっ」
フ「ホッホ…ッホ…」
れ「…えぅ、うぇ、うええぇぇぇぇえええん」
フ「…あ、いや、お姉様、えっと、その…」
れ「ふええぇぇぇえええんええんええん、えぐっ、えうっ」
フ「…あー、えーっと、お、おままごとだったっけ…?や、やる?」
れ「!、おままごと!する、する!」

れ「はい、お父さま、あーん」
フ「あ、あーん」
魔(…あいつら、何やってるんだ…?)

パチュリーとお嬢様

出典:翠符 「東方シリーズ総合スレッド 6/6」・264-265


今日もパチュリーは自室で読書にふけっていた
「ふぅ」と溜息をつき、本を置く
その時カチャリ…と部屋の扉が開いた

パ「誰かしら?」
れ「ぱちゅりー、ごほんよんで〜」
パ「あら、御嬢様…」
れ「よんで〜」
パ「ふふ、わかりました。今日はどの本にしましょうか?」
れ「ん〜とね、ん〜とねぇ…」

パ「---めでたし、めでたし。御嬢様、いかがでしたか?…あら」
れ「すー、すー」
れみりゃは小さな寝息を立てていた。
パ「ふふ…」
パチュリーはれみりゃを抱きかかえると部屋を後にした


その頃、咲夜はれみりゃを探していた
咲「御嬢様〜っどこへ行かれたのですか〜っ」
その時、れみりゃを抱きかかえ廊下を歩くパチュリーを見つけ、駆け寄った

咲「御嬢様!」
パ「あ、咲夜さん、丁度よか…」
咲「パパパパチュリーッ!!貴女まさか御嬢様を眠らせてあんなことやこんなことを…」
パ「咲夜さん、鼻血…。それとあまり騒ぐと御嬢様が起きてしまうわ」
咲「そ、そうね。じゃあ、後は私に任せて頂戴。寝室まで連れて行くわ」
咲「ああ、御嬢様…寝顔も果てしなく素敵ですわ…」
パ「(あの人に任せて大丈夫かしら…)」

妙に嬉しそうな咲夜を見送った後、自室へと戻るパチュリー
パ「ふぅ、今日は余計な体力を使ってしまったわ…でも…」
パ「たまにはいいかな、こういうのも」

いつもより少し上機嫌なパチュリーは、いつも通り読書に戻るのであった

大人のけんかとお嬢様

出典:翠符 「東方シリーズ総合スレッド 6/6」・297


れみりゃ 「けんかはだめー。 だめー」
咲夜 「はぅっ。 ――け、喧嘩なんかしてません、していませんよー、おじょうさまー。 ねぇ、ぱちゅりー」
パチュリー 「こ、声が違う……なんて凄い猫撫でご」
咲夜 「おじょうさまに見えないようにエグりこむようなボディブロゥッ!」
パチュリー 「ごふっ」
れみりゃ 「してないの?」
咲夜 「はぁい」
れみりゃ 「してないなら、いいの」
パチュリー 「よ、よくな」
咲夜 「おじょうさまに見えないように鞭のようにしなるハイキィックッ!」

魔理沙 「うわ、『絶対に起き上がれない倒れ方』だぜ……」

中華料理とお嬢様

出典:翠符 「東方シリーズ総合スレッド 6/6」・313-314


咲夜さんは中華料理が得意です。

美鈴「…季節物の冷菜に、人肉を使った青椒牛肉絲、棒棒鶏に…わ、これフカヒレですか!?」
咲夜「そうよ、いいツテがあったから貰ったの。乳麺のスープにしてあるわ。美味しいわよ」
パチュ「私、あんまり食べられないんだけど…見てるだけでお腹がふくれるわ」
咲夜「ビタミンA足りてないんだからたんと食え」
美鈴「あぁ、さすが咲夜さん…見てるだけでもよだれが垂れてきそう・・・」
魔理沙「中国なだけに中華料理には目が無いってか」
咲夜「って、なんでまたあんたが居るのよ」
魔理沙「いいじゃないか、貴重な毒見役だぜ」
咲夜「人肉が食えるなら食ってみなさい」
魔理沙「しかし、奥の部屋から何か臭い匂いがするな」
パチュ「なんというか、卵の腐ったような匂いというか…」
咲夜「ああ、密封するのを忘れてたわ、ピータンよ」
魔理沙「勘弁してください」
咲夜「何言ってるのよ、これと年代物の老酒でぐっとやるのが最高に美味しいのよ」
魔理沙「お前は年増のオヤジか」

そこへ。
れみりゃ「さくや〜、きょうの晩ごはんは〜?」
咲夜「あ、お嬢様、ちょうどいいところに…」
れみりゃ「…なんかくさい…」
咲夜「!」
れみりゃ「…なんか辛そう…」
咲夜「!!」
れみりゃ「…れみりゃ、ピーマンきらい…」
咲夜「も、も、もももももももももも申し訳ありませんお嬢様!!
   いいいいい今すぐ代わりのものを!!」
ガシャガシャガシャガシャガシャ!!
魔理沙「…一瞬のうちにテーブルの料理が片付けられたな」
パチュ「…何秒時間止めたのかしら…」
美鈴「あ、ああ…わ、私の中華料理が…」

魔理沙「…と思ったら一瞬のうちに出来たてのお子様料理が並んでるな」
パチュ「…DIOでもこれだけの時間は止められないわね」
美鈴「あ、ああ…わ、私の中華料理が…」
咲夜「は、はぁはぁ、お、お嬢様、今日の晩ごはんはハンバーグとえびグラタンに、
   サラダパスタ、コーンポタージュです」
れみりゃ「わーい」

最終ステージとお嬢様

出典:翠符 「東方シリーズ総合スレッド 6/6」・323


ハード時のレミリアの会話を想像(妄想)してみる

霊「そろそろ姿、見せてもいいんじゃない? お嬢さん?」
れ「わ〜い、にんげんだ〜。あそぼ〜、あそんで〜」
霊「……って、あんたがお嬢さん!? まだちびっこじゃないの〜」
れ「ね〜ね、あそんで〜。今日はだんまくごっごがいいの〜」

神罰『幼きデーモンロード』発動!

霊「って、いきなりか〜! ちょっとは手加減しろ!」
れ「♪〜」

お馬さんごっことお嬢様

出典:翠符 「東方シリーズ総合スレッド 6/6」・716-717


れみりゃんとお馬さんごっこ。

れみりゃ「さくや! おうまさんになって!」
咲夜「はいはい」
れみりゃ「よいしょっと…それじゃーしゅっぱつ!」

四つん這いのまま、ゆっくりと動き出す咲夜。
れみりゃを落としてしまわないよう気遣ってか、その動きはごくごくゆっくりとしたものである。

れみりゃ「さくやさくや! もっとはやく!」
咲夜「はいはい」

答えて少し速度を上げる咲夜。

れみりゃ「はやいはやいー♪」

楽しそうに笑うれみりゃ。
時々揺れて落ちそうになるのだが、それも良い刺激のようである。

れみりゃ「あははははっ♪」

楽しくて仕方がない、というように笑うれみりゃ。
時折『もっと速く』とでも言うかのように、咲夜のお尻を叩いたり、頭を叩いたりする。

それはとても微笑ましい光景…


そう、それはとても微笑ましい光景…のはずなのだが。

霊夢「ねえ、ちょっとあれ…」
魔理沙「ああ…」

二人の目の前に展開する光景。
咲夜がれみりゃに付き合ってお馬さんごっこをしているという、それだけのはずなのだが。
問題なのは、咲夜の、その、表情。

魔理沙「……何であんなに嬉しそうなんだ…?」
霊夢「…私に聞かないでよ…」

蕩けそうな笑み。
今幸せ絶好調といった感じである。

魔理沙「…あ、鼻血出した」
霊夢「既にティッシュが詰まってる…」

魔理沙「何で叩かれるたびに嬉しそうなんだ…?」
霊夢「幸せ噛み締めてるように見えるのは気のせいかしら…」

見つめる二人のことなど気にもせず。
主従はお馬さんごっこを続けるのであった。

危機とお嬢様

出典:薫符 「東方シリーズ総合スレッド 7/7」・32-33,45


れみりゃ 「さくやー、さくやぁあ」 <ててててて>
咲夜 「どうしました、おじょうさ――」
れみりゃ 「たすけてー」
咲夜 「――ま……って、賊!? 侵入を許した!?」
    <瞬時に展開するナイフ群>
   「お嬢様、こちらへ! 早く!」
れみりゃ 「うん」
咲夜 「申し訳ありません、気付けませんでした。
    門番め……何をやっている……墜ちたなら墜ちたで、警報くらい鳴らさないか……っ!」
れみりゃ 「めーりん? おちたの?」
咲夜 「おそらく……一報も入らなかったところを見ると、かなりの痛手を被ったものかと」
れみりゃ 「かわいそう」
咲夜 「今はご自分の身をご心配くださいませ」
れみりゃ 「うん」
咲夜 「それで、賊の姿はご覧になりましたか? いつもの巫女と魔女でしたか?」
れみりゃ 「れーむもまりさも見てない」
咲夜 「あのふたりと同等の力……紅魔館に侵入できるだけの力を持った人間が増えた……?」
れみりゃ 「にんげんじゃないよ?」
咲夜 「妖怪? 妖精? レミリア様を恐れないものがこの近くに?」
れみりゃ 「ちがうよ。 ふらんどーるだよ」


咲夜 「は?」
れみりゃ 「かくれんぼしてるの。 いいばしょが見つからないの。
      このままだと見つかっちゃうの。 さくや、たすけて」
咲夜 「……はぁあああぁぁぁ」
れみりゃ 「?」
咲夜 「お、おどかさないでくださいまし」
れみりゃ 「おどかしてないよ」
咲夜 「え、あ、そ、そうですね、はい……」
ふらんどーるの声 『もーいぃーかーいっ』
れみりゃ 「わ、さくや、はやくはやく」
咲夜 「き、急に言われましてもっ」
れみりゃ 「あ、ここにしよっと」
咲夜 「え? ――きゃっ、ちょ、ちょっとお嬢様そこわぁっ」

          *

ふらんどーる 「咲夜、姉様を見なかった?」
咲夜 「いいえ、ちっとも」
ふらんどーる 「ふーん」
咲夜 「……」
ふらんどーる 「……」
咲夜 「……」
ふらんどーる 「ところで、妙にスカートがふくらんでるそこのメイド長」
咲夜 「気のせいです」


れみりゃ 「かくれてないよ」
咲夜 「そうです。 レミリア様はここにいませんよ」
ふらんどーる 「いや、声してるし」
れみりゃ 「してないよ」
咲夜 「そうです。 レミリア様の声などしていません」
ふらんどーる 「いや、だから……いないの?」
れみりゃ 「いないよ」
咲夜 「いません」
ふらんどーる 「……はぁ」
咲夜 「ところで」
ふらんどーる 「何?」
咲夜 「お嬢様にスカートの中に潜り込まれるメイドの幸せ…… ? 」
ふらんどーる 「いるんじゃない」
れみりゃ 「いないよ」


れみりゃ 「じゃあ、れみりゃは見つかっちゃったから、こんどはれみりゃがオニね」
咲夜 「おいたわしやレミリア様……」
ふらんどーる 「い、いやいやいや、何無茶言ってるのよ咲夜。 元々オニだってば鬼。 吸血鬼、血を吸う鬼!」
咲夜 「よよよ」
ふらんどーる 「ハンカチの端を噛みながら泣き崩れられても!」
れみりゃ <その辺の壁に顔を付けて> 「いーち、にーぃ、さーん……」
ふらんどーる 「あ!? ちょっと、何でこの状況でカウントダウン始めてるの姉様っ!?」
れみりゃ 「しーぃ、ごーぉ、ろーく……」
ふらんどーる 「か、隠れないと」
咲夜 「お待ちください、フランドール様」
ふらんどーる 「なによ、今忙しいの……」
咲夜 <がっし、と羽交い締め>
ふらんどーる 「って、なに!?」
れみりゃ 「なーな、はーち、きゅーう……」
咲夜 「ふふふふふふ……これでもう隠れられない……レミリア様はすぐにフランドール様を捕まえる……」
ふらんどーる 「何ソレ!? 過保護!? 過保護ってレベル超えてない!?」
れみりゃ 「じゅーう……もーいーかーい?」
ふらんどーる 「てゆーか、動じないわね姉様」
咲夜 「もーいーですよー、レミリア様」
ふらんどーる 「返事してるし」
れみりゃ <目を開けて振り返る> 「――あれ」
咲夜 「フランドール様を捕まえておきました、レミリア様。 この咲夜が捕まえておきました」
ふらんどーる 「捕まっちゃったわよ、姉様」
れみりゃ 「……さくや」
咲夜 「はい!」
れみりゃ 「かくれんぼのじゃましちゃ、ダメ」
咲夜 「は……」
れみりゃ 「じゃまするさくやは、きらい」
咲夜 「……おぉおおおおぉぉぉっ」
ふらんどーる 「うわぁ何コレ、なま温かいものが降ってくる……っ!? 血涙!?」

蒸暑とお嬢様

出典:うpろだ


 蒸し暑い紅魔館。

れみりゃ 「……ん……くぅ……うー」
咲夜   「お嬢様……かわいそうに、寝苦しそう……」
れみりゃ 「……ふはぁ」
     <バサヌ>
咲夜   「いけませんよ、お嬢様、タオルをはねのけては、おなかを冷やして
      しまいます、お風邪を召してしまいます――」
れみりゃ 「んぐぅ」
     <ころん>
咲夜   「――というかそんなシャツ一枚の薄着の姿で寝返りを打たれては、
      咲夜は目の遣り場に困ってしまいますよお嬢様っ」
れみりゃ 「……すー」
咲夜   「涼しくなったのか安らかな寝息……けれどやはり体調を崩させるわ
      けには、けれどけれどこのあどけない寝姿をもう少し見ていたいよ
      うな気もして……だめ、それはだめよ咲夜、私情を優先しようなん
      てメイドにあるまじき態度、ここはタオルを掛け直し……」
れみりゃ 「むぐー」
咲夜   「寝苦しそう! どうすれば! 霧を出して冷やせばあのふたりが乗
      り込んで来そうだし、冷房でもあればいいんだけど、チルノの能力
      は不安定で使えないし! 氷精とか言いながら使えない奴め! 今
      度会ったら縛り上げて逆さまに吊してくれようか!」
れみりゃ 「うぐうぐ」
咲夜   「――そうだ! うちわ! うちわであおげば! うちわうちわ、咲
      夜が今うちわを捜して参ります……」
     <『停止』>
     「……有りました有りました、すぐに見付かりました。これも私の普
      段の整理整頓のたまもの。はい、お嬢様……」
     <ぱたぱたぱたぱた>
れみりゃ 「ふにゅー」
咲夜   「あああなんて無防備な寝顔! 咲夜はもう辛抱たまりませんっ」
れみりゃ 「うー」
咲夜   「いけない、手が止まってしまいました……」
     <ぱたぱたぱたぱた>
れみりゃ 「ふにゅにゅー」
咲夜   「あああああああああ」

夏の夜とお嬢様

出典:うpろだ


[霧雨邸にて]

咲夜 「霧雨魔理沙ー! 霧雨魔理沙は居ないのー? 霧雨魔理沙ー!」
魔理沙 「ひとのフルネームを大声で連呼するな」
咲夜 「出たわね霧雨魔理沙」
魔理沙 「私の家の前で、私の名前を呼んで、私が出て来て、何か不満なのか」
咲夜 「貴女でしょう? お嬢様にあんな事吹き込んだのは」
魔理沙 「聞いちゃいないぜ……あんな事? ――あぁ」
咲夜 「びっくりしたじゃない」


れみりゃ 「さくやー、さくやー」
フランドール 「咲夜ぁ」
咲夜 「どぉしましたお嬢様? と、その妹」
フランドール 「ろ、露骨に差を付けるわねこのメイド長は」
れみりゃ 「あのねあのね、ゆかた」
咲夜 「……は?」
れみりゃ 「ゆかたゆかた」
咲夜 「浴衣、ですか」
れみりゃ 「うん」
咲夜 「浴衣が、何か?」
れみりゃ 「ない?」
咲夜 「え……はい、その、申し訳ありませんが」
れみりゃ 「そっかー」
咲夜 「どういう事なんです?、フランドール様」
フランドール 「魔理沙が来てね。 『あんたら暑い暑いって言ったり、霧出して涼しくしたりするばかりだけど、少しは自然に暑さを楽しもうとしたらどうだ』って言われた」
咲夜 「はぁ」
れみりゃ 「でもれみりゃわかんないから、きいたの」
咲夜 「ははぁ」
フランドール 「そうしたら、『日中は活動できないんなら、せめて夜くらいは夏らしく、浴衣着て、縁側に座って、西瓜食べたり花火したりするとか』だって」
咲夜 「なるほど」


咲夜 「いきなり浴衣なんて言われても無いし、でもレミリア様は『夏の夜』したがるし。 大変だったわよ」
魔理沙 「こっちだって、毎年毎年霧出されたら困るんだぜ?」
咲夜 「西瓜は重いし、浴衣買いに行ったら色んな柄があってどれがお嬢様に似合うか迷うし」
魔理沙 「私の話も聞いて欲しいな……」
咲夜 「買ってきた浴衣を着せてみたらこれがまたよく似合って可愛いし、肌が白いから濃い色のを買って正解だったわ」
魔理沙 「……もう良いや、好きに続けてくれ」
咲夜 「ちなみにレミリア様のは金魚の柄で、フランドール様のは朝顔」
魔理沙 「はいはい」
咲夜 「花火は中国に任せようかと思ったけど、見るだけじゃイヤだって言うから手持ちのセットを買ったし」
魔理沙 「はいはいはい」
咲夜 「でも、今晩やってみるんだけど、火傷しないか不安で不安で。 線香花火だけって訳にもいかないし」
魔理沙 「聞いてないと思うけど、レーヴァテインとかの方がもっと火力強いんじゃないか」
咲夜 「それで、ね」
魔理沙 「うん?」
咲夜 「今日は何しに来たのかというと」
魔理沙 「――あぁ、そうだそうだ。 何しに来たんだよ。 フルネームまで呼ばれたぜ私」
咲夜 「つまり、ね」
魔理沙 「つまり?」
咲夜 「魔理沙のおかげでお嬢様の浴衣姿など拝めたから――」


咲夜 「―― あ り が と う ご ざ い ま し た ー !」


魔理沙 「ヒィイ深々と腰の角度は 60 度のお辞儀ー!?」

うらやましいお嬢様

出典:うpろだ


れみりゃ   「じーっ」
咲夜     「どうぞお嬢様、おやつですよー。
        紅茶の方は熱いですから、
        舌を火傷なさらないようにお気を付けて――」
れみりゃ   「じーっ」
咲夜     「――何か?」
れみりゃ   「さくやのそれ、いいなぁ」
咲夜     「それ……ですか?」
れみりゃ   「うん、それ」
咲夜     「……あの。 申し訳ありませんお嬢様。
        どれ、でしょう?」
れみりゃ   「おようふく」
咲夜     「およーふく……お洋服?」
れみりゃ   「そう」
咲夜     「これは作業着というか何と言うか、
        つまり別に良いものでは」
れみりゃ   「いいなぁ」
咲夜     「はぁ」
れみりゃ   「えぷろんとか、ふりふりしてていいなぁ」
咲夜     「確かに、ふりふりはしていますが……」
れみりゃ   「……」
咲夜     「……」
れみりゃ   「……」
咲夜     「……よもや、お召しになりたい、とか?」
れみりゃ   「さくや、すごーい。 どうしてわかったの?」
咲夜     「この咲夜、お嬢様のことなら隅々まで存じ上げております……、
        っていけません、
        これはお嬢様のような方が身につけるものでは」
れみりゃ   「だめ?」
咲夜     「だ、だめと申しますかあああああああああ!
        指をくわえないでくださいお嬢様っ!
        上目遣いも止めてくださいお嬢様っ!
        判りました、判りました!」
れみりゃ   「わーい」


れみりゃ   「――さくやのおようふく、おっきいー」
咲夜     「それはまぁ、サイズがサイズですから……うぐっ」
れみりゃ   「さくや? どうしたの? だいじょうぶ?」
咲夜     「だ、だいじょうぶです、もんだいありません、
        ちょっとはなぢがとまらないだけですぼたぼたぼたぼたぼた」
れみりゃ   「そう?」
咲夜     (いけない、いけないわ咲夜、
        私情に走っちゃ駄目、飛びかかっちゃ駄目、抱きしめちゃ駄目、
        ああでもメイド姿のお嬢様、
        濃紺のワンピースに白いエプロンのお嬢様、
        手が袖から出てないお嬢様……っ)

フランドール 「何やってるの姉様たちっていうか、
        妄想では飽きたらず、
        ついに実際にそっちの方に走り出したの?、
        そこの鼻血メイド」

れみりゃ   「ふらんどーるー、ふらんどーるー」
フランドール 「何、姉様。
        その背丈の時に姉様って呼ぶのは抵抗あるけど姉様?」
れみりゃ   「これ、にあう? にあう? かわいい? かわいい?」
フランドール 「どうして二回ずつ言うの?」
れみりゃ   「どうかな? どうかな?」
フランドール 「どうかな、って言われても」
咲夜     (ギラギラギラギラギラギラギラギラギラ
        ギラギラギラギラギラギラギラギラギラ)
フランドール 「否定的な意見を吐こうものなら蜂の巣にしてくれる、
        って視線があからさまに横からほっぺたに突き刺さってくるから、
        似合う、って言っておくわ」
れみりゃ   「わーい」
フランドール 「……何だか旅に出たくなってきた」
咲夜     「どうぞ!」
フランドール 「引き留めなさい、せめて理由を問え。
        これでお嬢様とふたりきり、みたいに嬉々として勧めない」
れみりゃ   「――じーっ」
フランドール 「……今度は何?」
れみりゃ   「ふらんどーるのはね、きらきらしてて、
        いろんないろのがたくさんついてて、いいなぁ」
フランドール 「いいなぁ、って言われても」
咲夜     「判りましたお嬢様」
フランドール 「何が?」
咲夜     「あの、フランドール様、根っこを残して切れば、
        そこからきっと、たぶん、もしかしたら、あるいは、
        また生えてきますから……」
フランドール 「何の話?」

麻婆豆腐とお嬢様

出典:星符「東方シリーズ総合スレッド 13/13」・628


れみりゃ「ねぇねぇ、まーぼーどうふつくって」
美鈴「わかりました。少し待っててくださいね」
<しばらくして>
美鈴「お嬢様、出来ましたよー」
れみりゃ「わーいおいしそう!ちゅうごくすごーい!」
美鈴「いや私の名前は中国じゃなくて紅・美s
れみりゃ「いっただっきまーす」
美鈴(聞いちゃいねぇ……)
れみりゃ「ぱく。もぐもぐ」
美鈴「お味はどうですか?」
れみりゃ「…………」
美鈴「……お嬢様?」
れみりゃ「からいよーーーー!うえぇぇええん!ちゅうごくのばかぁぁああああぁ!」
美鈴「ええぇ!?いや、麻婆豆腐っていうのは元々そういう味なんd
れみりゃ「うええええぇぇぇえぇえぇぇん!」
美鈴「ああどうしよう……お嬢様、どうか泣き止んでください……」
咲夜「おいそこの中国」
中国「ひぃぃぃいいぃいい!さ、咲夜さんっ!いつの間に!」
咲夜「れみりゃ様を泣かせたな?」
<ズゴゴゴゴゴゴゴ……>
中国「違います違います!これは不可抗力です!」
咲夜「テメーは俺を怒らせた……」
中国「NoooOooOoooooo!!」
<時間停止発動>

れみりゃ「さくやーさくやー。ちゅーごくがいないよー」
咲夜「ああ、彼女にはお休みをとってもらう事にしたんです。永い永いお休みを」

価値と気持ちとお嬢様

出典:星符「東方シリーズ総合スレッド 13/13」・628


「さくやーさくやー」
今日も私の名を呼ぶ愛しいお嬢様の声が聞こえる。
「どうしました?」
「えとねえとね……」
言いにくいことなのだろうか、両手を後ろに組んで請うような上目遣いで私を見上げている。
やべぇ鼻血出てきた。
「……おこっちゃだめだよ?」
「怒ったりなんかしませんから、どうぞ仰ってください」
「うん。あのね……さくやがだいじにしてたカップわっちゃったの」
その言葉を聞いてさすがに少し驚いた。
お嬢様の言うカップとは、私が愛用していたアンティークもののティーカップのことだ。
現在では入手することがほぼ不可能と言っていいほど希少価値のあるものだったし、
何よりその媚びない優雅なデザインがとても気に入っていたので、私は少なからずショックを感じた。
「ごめんなさいさくや……それでね…」
お嬢様は後ろに回していた手を前に持ってくる。その両手に握られていたのは――
「おわびに、かわりのカップつくろうとしたの。だけどきれいにつくれなかったの……ごめんなさい」
それはティーカップというにはあまりに崩れた形をしていた。
陶器の破片や木片を継ぎ合わせてなんとか少しでもカップの形に近づけようとしたのだろう。
割れたティーカップの代わりとは程遠い、そんな不恰好なカップ。
でも、私にとって、これは――
「……ありがとうございますお嬢様」
私はお嬢様をそっと抱きしめた。
「ふぇ?おこってないの?」
「ええ。この素敵なカップ、私の一生の宝物にしますね」
「……うん!」

館の掃除も終わり、私はフランドール様と午後のティータイムを楽しんでいた。
何気ない会話の最中にふと、フランドール様が私の持っているティーカップに目を向けた。
「……随分とみすぼらしいカップを使っているのね」
「そんなことないですよ」
私は小さく微笑み、
「これは、世界で一番価値のあるものなんですよ」